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2022年10月14日

株式会社XNef

XNef、国際電気通信基礎技術研究所(ATR)、広島大学病院は機能的MRI (fMRI)を用いたうつ病診断脳回路マーカープログラムの有用性を検討する臨床研究を開始いたしました。

 本研究は、うつ病患者と健常者を対象として、株式会社XNefが開発中のうつ病診断脳回路マーカーの有用性を検証するために実施する特定臨床研究です。
 現状、うつ病の診断には客観的な指標がなく、症状や経過に基づく判断に依存しています。その結果として、うつ病の診断は精神科医師間でも一致率が低く、抗うつ薬による治療効果も不十分です。今回、その問題点を解決するため、うつ病の患者と健常者を対象とし、うつ病の診断支援AI(人工知能)プログラムによってfMRIから算出される「うつ病診断脳回路マーカー」の有用性について評価いたします。また、これらに関連する医療機器の開発や医療機器の承認申請、これらの前提となる検証を行う目的で本研究を計画しました。

 株式会社XNefは、脳回路マーカーを世界に先駆けて開発し、精神疾患の診断支援に貢献していきます。

 本臨床試験は、AMEDの課題番号 JP20pc0101061の一環として実施するものです。